ボリビア・アグロタケシ農園 訪問記

ピーチ、フローラル、ラズベリーを思わせる風味。

華やかな印象が甘い口当たりとともに口いっぱいに広がります。シルクのような上品な質感も心地よいです。

アグロ・タケシ農園はボリビアの南ユンガス地方にあります。

農園からは標高5,850mのムルラタ山が一望できます。

タケシという農園の名前は、ムルラタ山からタケシ渓谷へと続く、インカ時代から残る小道にちなんで名付けられました。

アグロ・タケシのコーヒーは1,750m〜2,600mという高地で栽培されています。

世界でも有数の標高を誇るコーヒー農園と言えます。

初めて訪れたのは2014年の9月。

出発前は高山病に気をつけて!と何人の方にも言われました。

降り立ったボリビアのラパスの空港は標高4,000m! 小走りしたら怒られました(笑)

なるほど酸素がちょーうすい!のがだんだんとわかってきました。

標高4,000mのボリビアラパスの空港を降りたときは、おお~ここがラパスかあ!と興奮し、噂に聞いていた高山病自分は大丈夫じゃん!

と思ってました。

 

アグロタケシ農園のオーナーと娘さんが迎えに来てくださり車に乗って、モーレツな頭痛、睡魔。

そのあとのことは全く覚えてませんです、はい。

初対面のアグロ・タケシ農園のオーナーの車で爆睡してしまいました!

気づいたらタケシ農園の近くまできておりました。

翌朝、ホテルで一夜明けても高山病の頭痛は続いてました。

しかし!頭ずきずきながらも朝、窓を開けると

びっくりするような光景が!

生まれて初めて目にする巨大な山々。

言葉を失います。

天空の農園アグロタケシ。

農園といっても山々の斜面、たくさんコーヒーの木があります。

これは、有名で希少価値のゲイシャ種

赤い実をもぎってかじると果肉がでかい!そして甘い。

ピックアップトラックに乗ってどんどん上まで登ります。

道は狭いし断崖絶壁、そんなところで グラッとトラックが「危ねえ!」急いで降りました。

これじゃ落ちて死んでも誰にも気づかれない!

焦りました~。

アグロタケシは標高が高すぎて霜もおりるので

コーヒーの栽培は無理だと周りから言われたそうです。

しかし、火山土壌で太陽の注ぎ方もユニークだし ということでコーヒーの栽培を始めたのが2001年。

試行錯誤を重ね、収穫量は少ないものの素晴らしいコーヒーを作ることに成功し、2009年には品評会チャンピオンに輝きました!

(カップオブエクセレンス)

苗床は圧巻でした。

ここには2万本の苗があるそうです!

収穫量が増えるといいですね!

アグロタケシは全体で9ヘクタール所有しておりそのうち70%がティピカ種。

全体からするとほんの少量ですがゲイシャ種も近年植え始めています。

アグロタケシ農園でいろいろお話を聞かせてもらって お昼をごちそうになる時間になりました。

美味しかった!あの景色をみながらの食事は贅沢です!

心ばかりのお土産を私、そしてゴー!ゴー!で販売しているアグロ・タケシをプレゼントさせて頂きました!

タケシという日本人には少し親近感の湧く農園の名前は、農園から一望できる標高5,850mのムルラタ山から「タケシ渓谷」へと続く、イ

ンカ時代から残る小道に由来しているとのこと。

アグロ・タケシ農園は世界でも有数の標高を誇るコーヒー農園と言われ、標高1,750m〜2,600mという高地で栽培されています。

このヤナカチ村でコーヒー栽培をしているのは、アグロ・タケシ農園だけです。

タケシという農園の名前には現地の言葉で「人々を目覚めさせる」という意味があり、ムルラタ山からタケシ渓谷へと続く、インカ時代か

ら残る小道にちなんで名付けられました。

コーヒーのおいしさを決める要素はたくさんありますが、標高が高いことでフルーツのように青実から赤実まで熟すのに時間がかかり、風

味と甘さが豊かになると考えられています。

花から完熟の実になるまで、一般的には6~8ヶ月かかると言われていますが、アグロ・タケシ農園では10~11ヶ月の時間がかかります。

農園の有機層の土の中にはインカの遺跡の石が多くあり、この石が日中の日差しで温められ蓄熱し、朝晩の厳しい寒さから木を守ります。

このことがこのような高地でのコーヒー栽培を可能にしました。

また、アグロ・タケシ農園の特殊な農園環境では雨が降ったり止んだりする気候のため、一本の木の中にも花が咲いているものや、青い実

や赤く熟したものなど、様々な状態のコーヒーチェリーがあります。

木に負担をかけない様、熟したチェリーのみをその都度収穫し、アグロ・タケシ農園のこの特殊な地理的条件と、完璧な作業の積み重ねが

すばらしい甘さと酸味、豊かな風味や質感を持つコーヒーを生み出しています。

類い希な環境を生かし、ヤナカチ村でコーヒーの栽培をはじめようと決意し、この環境では標高が高すぎてコーヒーの栽培は難しいと専門

家に言われるも、このヤナカチ村の可能性を信じ、信念貫き今のアグロ・タケシがあります。

アグロ・タケシ農園から届いたコーヒー!ぜひご愛飲ください!

国名:ボリビア多民族国
地域:ラ・パス県,南ユンガス地方, ヤナカチ村
農園名:アグロ・タケシ
オーナー:カルロス・イトゥラルデ,マリアナ・イトゥラルデ
標高:1,750~2,600m
農園面積:2,500ha
コーヒー栽培面積:45ha
品種:ティピカ
生産処理:水洗式 / アフリカンベッドで乾燥後、機械乾燥
収穫時期:3月~12月

 

 

 

 

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