【シングル】コロンビア・ラ・アルヘンティーナ
ブラックベリーやグレープ、プルーンを思わせる風味。ミルクチョコのような甘さ。とろりとした舌ざわりと広がる余韻
約10 年前 、 夫を亡くした Isaura Martinez 氏は 、 6 ha のコーヒー農園をどう維持していけばよいのか 、 路頭に迷っていました 。
Martinez氏は当時既に 50 歳を超えており 、 スペシャルティ コーヒーを生産するには負担が大きすぎました 。
そんな中 、 近年 コロンビアでよく起きているように 、 小規模農園がさらに小さく分割されて子供たちに引き継がれていくのではなく 、 La Argentina
農園では 、 息子 ・ 娘たちが団結して農園運営を一緒に行う と いう道が選ばれました 。
それから約10 年 、 Gomez 一家はコロンビアの地方における 、世代を超えた農園の伝承の良い一例と考えられえています 。
現在は 4 人の息子 ・ 娘たち ( Juan, Gloria, Fabiola) とその家族により農園は運営されており 、 Martinez 氏は 65 歳という年齢にも関わらず 、 自身の小さ
な 1 区画を管理しています 。
息子たちは現在それぞれ別の家に住 み 、 それぞれ別の区画を 運営 していますが 、 収穫したコーヒーの生産処理は 、 皆で集まり 、 昔から使い
続けてきた Wet Mill で一緒に行っています 。
Gomez一家とは 、 Mercanta と親交の深いPergamino 社を通じて知り合うことができました 。
Pergaminoは長年の間激しく変動するコーヒー価格の影響を受けて来ました 。
将来いくらで売れるかの保障もない中 、 農園に投資し続けなければなりませんでした 。
コロンビアのことわざで 「 Tiempo de lasvacas gordas y las vacas flacas 直訳:牛は太った時期とやせた時期がある 」 というように 、 物事には良い時と悪
い時が必然的にありますが 、 総じて悪いことの方がよく起きるもので 、 Pergamino は度々 コーヒーの持つ素晴らしい風味を理解もしない大きな輸出業
者にコーヒー売らざるを得ず 、 最終的に輸出業者がいくらでコーヒーを売っているのかも知ることができませんでした 。
しかし 、 海外の輸入業者やロースターへ直接販売を開始することで状況は大きく変わりました 。
現在、 Pergamino は Cauca 県 、 Huila 県 、 Narino 県の 600 名を超える小規模農家と活動をしており 、 その影響力は日に日に拡大し続けています 。
Pergamino は生産者に対し 、 コーヒーの品質の評価とトレーニングを行い 、 長年関係性を構築してきました 。
また 、 生産者に対する透明性に注力しており 、 Pergamino が受け取る利ざやは常に明確であり 、 品質により追加された付加価値はプレミアムとして 、
直接生産者へ還元しています 。
近年Pergamino 社は 、 Cauca 県においては新たなプロジェクトにも着手しており 、 Pillimue 一家に資金援助し 、 小さな倉庫とカッピングラボラトリを建
設しました 。
Pillimue 一家は 、 長年様々な家族農園のコーヒーを Pergamino 社に供給してきました 。
それらの施設は 、 より良い市場へのアクセス拡大と 、 生産者が直接コーヒーを管理できるようにすることを目的として建設されました 。
物流 、 調達拠点としての役割を果たすのみならず 、 カップクオリティのフィードバックを 150 以上の生産者家庭に提供しています 。
こうした役割は地方機関よりもより幅広い影響力を持ち 、 SanAntonio のみならず 、 Belen 、 La Palmera 、Aguablanca 、 Pedregal 、 Palmichal 、 San
Jose 、Santa Teresa 等様々なエリアへ影響を及ぼしています 。
収獲期に、 Pergamino 社は毎月産地を訪問し 、カップや品質に関してのアドバイスを行っています 。
生産されたコーヒーのうち 85 点を超えたロットは全て買いつけています 。
またさらに良いスコアものは当ロットのようにマイクロロットとして管理され 、 農園名や生産者の名前と共に販売されています 。
生産国 | :コロンビア |
農園 | :ラ・アルヘンティーナ |
農園主 | : ゴメス 一家 |
地区 | :カウカ 県 インサ 市 タボール |
標高 | :1,990 M |
品種 | :カトゥーラ |
生産処理 | :ウォッシュト |
焙煎度合い | :中煎り |
農園面積 | :6ha |