ケニア・キアマイナ
トロピカルフルーツ、カシス、グレープを思わせる風味。シロップの様な質感とジューシーで複雑な味わい。
キアマイナ・ファクトリーはケニア中央のニエリ・カウンティに位置しています。
小規模生産者が多いケニアでは、「ファクトリー」と呼ばれる生産処理場に納められた多数の小規模生産者のコーヒーからひとつの
ロットが作られるのが一般的です。
キアマイナ・ファクトリーは、キアマ・ファーマーズ・コーペラティブ・ソサイエティ(Kiama FCS)が運営する4つのファクトリー
のうちの一つです。
小規模生産者が熟したコーヒーチェリーを手摘みし、その日のうちに同ファクトリーに持ち込みます。
受け入れの際には係のスタッフの監督のもとで細心の注意を払って選別作業が行われ、傷のない完熟のチェリーだけが受け入れられ
ます。
選別されたコーヒーチェリーは、まず、ディスク式の果肉除去機(パルパー)で果肉を取り除かれ、密度によって選別されます。
その後、コーヒーチェリーは、粘液質を除去するために20~24時間かけて発酵されます。
熟練したスタッフが発酵度合いを監視し、発酵を止めるタイミングを定期的に確認します。
発酵が終わると、コーヒーチェリーは洗浄とグレーディング用の水路に通されます。
発酵・洗浄が済み、パーチメント(コメで言う玄米の状態)になったコーヒー豆は48時間きれいな水に浸された後、1~2時間ほど水
切りされ、最後にアフリカンベッドに移されて1~3週間ほど乾かされます。
豆を均一に乾かすために、ベッドの上に広げられたコーヒー豆は絶えず攪拌されます。
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地域:ニエリ・カウンティ
標高:1,750 ~ 1,850 m
栽培品種:SL 28、 SL 34、ルイル11
生産処理:ウォッシュト/アフリカンベッド
ファクトリー創設年:1974年
↑ケニア ナイロビから見えるケニア山