ケニア・キニャリ
フローラル、トロピカルフルーツ、カシス、グレープを思わせる風味。シロップの様な質感とジューシーで複雑な味わい。
ケニアでは小規模生産者が多く、「ファクトリー」と呼ばれる生産処理場にコーヒーチェリーを納め、多数の小規模生産者のコーヒ
ーからひとつのロットが作られることが一般的ですが、今回ご紹介するこちらのロットは単一農園のコーヒーです
ステファンさんが営むキニャリ農園は、ケニアの首都ナイロビから125km程離れた標高1,580mに位置しています。
2017年1月に訪問しました⇓
ケニアでは、「エステート」と言われる「農園」のものより、1,000人単位でメンバーを抱える
「コーペラティブ(生産者組合)(生産者組合は、いくつかのファクトリーで構成させていることが多い)」
の方が良いコーヒーを作っていると従来言われてきました。そして、実際そうでした。
しかし、ここ数年で少しずつ状況が変わってきています。
コーペラティブから独立した個人が、独自の小さな生産処理場を持つことが増えてきました。
今回ご紹介するこちらのキニャリ農園もそのひとつです。
生産者組合ですと理事メンバーが変わると品質への方針などが変わるリスクがあり、
設備投資のお手伝いをしても「前の人たちが決めたことは知らない」ということも起きます。
しかし、独立オーナーたちは自身で全責任を負い、長期にわたる展望を共有し、
共に前に進むことができるため安心してお付き合いができます。
ステファニーさんご夫妻には、日本からのお土産 万華鏡をプレゼントしました(^^
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国:ケニア共和国
地域:キリニャガ県 キリニャガ地区 ギチュグ ルンゲト
生産者:ステファン・ルイタ・ガチェンゲ
農園:キニャリ
標高:1,580m
品種:SL 28、SL 34
生産処理:水洗式 / 天日乾燥
収穫時期:10月~12月