エチオピア・モカ
レモングラスやフローラル、グレープのような爽やかなフルーツ感が特徴です。舌触りはベルベットのように滑らか、とても甘い余韻です。
エチオピアのイルガチェフェは、世界のコーヒー優良生産地のひとつ、というより有名すぎてコーヒー関係者なら知らない方はいない生産地のひとつです。
僕はこのイルガチェフェのコーヒーには憧れに似た強いものがありました。そして2011年11月にこの地を訪れました。
村までのあの茶色い一本道はとても印象的な風景です。
この地では、原生林からなるコーヒーの木をたくさんみて来ました。実は、この訪問でどうしても確かめたいことが一つだけありました。
それは、笑ってしまうかもしれませんが、イルガチェフェの正しい発音です。
日本のコーヒー屋さん、それぞれ違います。イルガチェフェ、イルガチャフェ、イルガチェフ、イルガチェッフェ、イルガチョフとさまざまです。
そこで、そのイルガの村に行った時に現地の人の言葉を口を見つめて、じっと聞いてみました。
イルガチャフェと間違いなくいってますね。イルガチャフェ とさりげに最後さがります。抜けていくような感じとも。
すごい聞き取りが難しい。綴りが Yirga Cheffe なので、ここ日本では、イルガチェフェ で良いと思います。
コカーナ・ウォッシングステーションは、エチオピアの優良生産地イルガチェフェのゲデオ地区にある生産処理場です。イルガチェフェの町から60km離れた美しい渓谷にあります。
同ウォシングステーションの周辺に住んでいる小規模生産者が生産処理場にコーヒーチェリーを持ち込んでいます。
生産者の平均所有農園面積は約2haです。
エチオピアのコーヒー生産者の多くは平均所有農地面積が2haと大変小規模で、「ウォッシングステーション」と呼ばれる生産処理場に赤いチェリーのままのコーヒーを持ち込みます。持ち込まれたチェリーは、果肉を除去する前に完熟の赤いチェリーのみ選別します。選別後は、粘液質(ムスラージ)を除去するために36時間~48時間水につけて、発酵をさせ、その後水で洗い、10日から12日間アフリカンベッドで乾燥させます。
同ウォッシングステーションのコーヒーは、複数年にわたり皆様にご紹介しております。今回ご紹介するコーヒーは、コカーナ・ウォッシングステーションに納められたこの地域に住む複数の生産者によって栽培されたコーヒーです。
人気のイルガチェフェ産のコーヒーをぜひお楽しみください。
国名 | エチオピア連邦民主共和国 |
地域 |
南部諸民族州 イルガチェフェ ゲデオ |
生産処理場 |
コカーナ・ウォッシングステーション |
標高 | 1975m |
品種 |
エチオピア在来種の混合 |
精算処理方法 |
水洗式 / アフリカンベッドでの乾燥 |
収穫時期 | 11~1月 |