エルサルバドルコーヒーの特徴とは？エルサルバドルコーヒーのおすすめの生産農園とは？

最近の中南米は、移民を目的としたキャラバンが各地で結成され、テレビの話題として取り上げられるケースが多いです。

この中南米の地帯は、いわゆる美味しいコーヒーの生産国として有名であり、栽培の条件が優れている地域です。

 エルサルバドルのコーヒーの特徴について紹介していきたいと思います。

 エルサルバドルとは？

エルサルバドルと言う国は、あまり日本には馴染みのない国ではあります。

と言うのも、アメリカ大陸は日本とはちょうど反対側にある距離のある大陸ですし、基地があるアメリカとは違って、テレビなどのメディアで取り上げられることも滅多にありません。

 そんなエルサルバドルは、メキシコがある中央アメリカに属しており、同じくコーヒーで有名なグアテマラ、ホンジュラスに挟まれている国です。

 アメリカ大陸ではもっとも面積が小さく、そして開発が歴史的に進められていたこともあって人口密度も最も高い国家です。

 エルサルバドルのコーヒー

エルサルバドルで商業目的でコーヒーの生産が開始されたのは1,850年代の事です。

すぐに優遇措置を受ける作物となり、生産者には減税が適用されました。

コーヒー生産は経済の重要な部分を占め、この国の主要な輸出品となりました。

1,880円には、エルサルバドルは世界４位のコーヒー生産国となり、現在の２倍以上のコーヒーを生産していたのです。

エルサルバドルでは1980年～90年にかけて内戦が続き、国内は疲弊してましたが、今政情は安定しています。

エルサルバドルのコーヒー品種は、世界的には少なくなりつつあるブルボン種です。

世界のコーヒー産地が、ブルボン種から品種改良した新しい品種に植え替えた時期に、長く内戦状態にあったため、ここだけ植え替えが進まず、その結果運よくブルボン種がのこったのです。

活火山が多く、土壌は火山灰土ですが、痩せてはいません。

日本で見られるような黒い土です、

噴火の灰で木がやられてしまうので、その年は大減産となりますが、火山灰の中にミネラルが含まれているので、2年後ぐらいに良いコーヒーチェリーが実ります。

まさに天然の肥料といえるでしょう。

 エルサルバドルのコーヒー農園

 1.モンテシオン

僕が初めて生産国を訪れたのは2006年のエルサルバドル、それもこのモンテシオン農園でした。

農園に一歩踏み入れると、農園の作業員の方々が収穫したばかりのコーヒーチェリーを地面に並べて一粒ずつ確認しながらハンドピック作業をしていました。

ここで、山の斜面にあるモンテシオン農園の収穫を少しさせてもらいました。

斜面はきつく重労働です。

その農園で気づいたことがありました。

作業員のお母さんは、子供をおんぶして作業をしていて、作業効率が上がらないし、木の枝などが赤ちゃんの目に入る危険もありました。

実際に自分で収穫の体験をしてみてわかったことですが、斜面はきつく木の枝があちこち出ていて危険です。

農園主のリリアナさんと話して見ると、多くのピッカーたちが子供たちを安心して預け、農作業に従事できるようにするためには、託児所が必要であるということでした。

そこで、託児所建設のために、JRNで毎年寄付金を送ることにしました。2006年から始まり2008年に託児所が完成！

毎年送った寄付金の中から余ったお金で安心して水が飲めるようにタンクを作ったり、電気がないので、ソーラーパネルを設置して、夜あかりがつけられるようになった、暗くなっても宿題ができると喜んでいただけました。

スペシャルティーコーヒーを扱うというのは生産者と継続的な信頼関係を築き、生産者の生活向上、コーヒー豆の品質向上に貢献する事が大事です。

コーヒー・ア・ゴー！ゴー！では、モンテシオン農園のコーヒー豆代から50円を寄付をする活動をしました。お客様には、喜んで参加して頂けました。

実際に、モンテシオン農園は美味しいコーヒーで、今でも人気の商品です。

農園：Montesion
プロデューサー：Liliana Herrera de Urrutia
地区：Ahuachapan
標高：1,300～1,400ｍ
プロセス： Fully Washed