ホンジュラス・レイナ・メルセデスを訪れて

ダークチェリーやミルクチョコを思わせる風味、とろりとした舌触り

<農場訪問:ホンジュラス・レイナ・メルセデス>

 

2017年3月に訪問しました。

ホンジュラスの首都、テグジガルパからグアテマラとの国境に向かって北西に約100kmの所に位置する、インティブカ県サン・ファン地区。

そこにオーナーのレイナ・メルセデスさんの農園があります。

レイナさんがコーヒーの栽培を始めたのは2001年。

レイナさんは、5人のお子さんを持ち、素晴らしいコーヒーを育て、しかももうひとつ事業を行っているパワー全開のお母さんなのです。

2017年3月に訪問した際、ゴー!ゴー!のホンジュラス・レイナ・メルセデスをプレゼントさせて頂きました。

 

 

農園のオーナーはコーヒー豆を収穫し、生鮮処理して出荷した後のことは意外とわかっておりません。

こうやって自分の所有する農園のコーヒーが売られている状況などをお話しすると大変喜んでいただけます。

そういうこともあって、なるべく訪れる農園のコーヒーをコーヒー・ア・ゴー!ゴー!で販売していたらそのコーヒーを持っていくようにしています。

喜んで頂けるとこちらもうれしくなりますしね!

 

農園で収穫したコーヒーチェリーをレイナさんの自宅から1㎏先にある生産処理場で水洗処理し自宅前のパティオで乾燥させます。

このように栽培から生産処理までを丁寧に行っているのです。

そして、拝見させていただきましたがとにかく隅から隅でとてもきれいな処理場でした!

 

ホンジュラスの西部、主にカングアルを中心に周辺の生産者とのコミュニケーションがはじまったのが2008年。

レイナさんが所有するリキダンバルという農園が、その翌年の2009年、カップ・オブ・エクセレンスで15位に入賞しました。

そして時を同じく初夏を前に、たくさん届いたこれらの周辺地区の生産者のサンプルの中でいくつか素晴らしいく印象的なコーヒーがありったのですが、

そのひとつがレイナさんのコーヒーでした!

昨年訪問した際には 粋な歓迎のポスターが!

こういうのは本当にうれしいですね!

ホンジュラスでカップオブエクセレンスを受賞する農園はほとんどが小規模生産者です。

彼らはどんなに良いコーヒー豆を作っても広く知られる術がありませんでした。

しかし、カップオブエクセレンスのプログラムが始まって以来ホンジュラスの生産者の方々のモチベーションは大きく変わりました。

品質向上の面でも大きな成果を見せ、同時に世界のバイヤーの注目を集めるようになりました

COE入賞経験もあるレイナさんのコーヒーを是非お楽しみください!

農園名:リキダンバル
国名 :ホンジュラス共和国
地域:インティブカ県 サン・ファン地区 エル・ポルティジョ
生産者:レイナ・メルセデス・クラロス・バウティスタ
標高 :1720m
農園面積:6ha
品種 :カトゥアイ、 IHCAFE 90
生産処理:水洗式
乾燥:パティオでの天日乾燥
収穫期:1月〜4月

 

中米のカリブ海に面した小さな国、ホンジュラス。

日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが年間2万4千トンもの豆を輸出するコーヒー大国です。

国土の3分の1が標高1,000mを超え 森林に覆われた高原が多いホンジュラスはコーヒーの栽培にとても適しています。

高温多湿の熱帯雨林に属しますが高原地帯では昼夜の寒暖差が大きく、この寒暖差によって美味しいコーヒーが生産できるのです。

 

コーヒー農園が集中している山岳地帯で最大の生産地はサンタ・バルバラ。ホンジュラス全体の収穫量の3分の1を占めます。

1998年、中米を襲ったハリケーンの被害を受けましたが現在では復興しており収穫量も増えていいます。

ホンジュラスのコーヒーはアメリカに次いで日本が輸入量2位となっています。

日本人の嗜好にあってるのかもしれません。

 

 

 

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