ローソンが昔から使っていたカエルのマークを至るお店でも見かけるようになりました。
みなさんは、このカエルのマークを見たことがありますか?ほとんどの人は、多分見たことがありますよね。
そもそも、このレインフォレスト・アライアンスの意味まで理解している人はほとんどいません。そこで、今日は、このレインフォレスト・アライアンスについて説明します。
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レインフォレスト・アライアンスとは?
レインフォレスト・アライアンスの公式サイトには、その意味が記されています。
レインフォレスト・アライアンスの緑のカエルの認証マークは、農業、林業、観光業の事業者が監査を受け、環境・社会・経済面のサステナビリティを義務付けた基準に準拠していると判断されたことを意味します。(レインフォレスト・アライアンスの意味)
ここで注目すべきなのは、農業以外にも林業や観光業も登録できること、環境対策、社会貢献や経済面の持続性(サステナビリティ)をみるものであり、食味を判定しているわけではないということです。そのため、レインフォレスト・アライアンスに登録している商品は、エコであり、社会貢献をしていますが、必ずしも美味しいわけではないということになります。
日本のエコファーマーなどにも意味合いが似ています。
なぜ、カエルのマークなのか?
カエルはどこにでも生息しています。南極大陸を除く地域には、カエルは生息しているそうです。
そのため、カエルは環境を知るための指標になります。カエルが生息できない南極大陸以外の地域は、なんらかの汚染があるということです。
カエルが住めるほどの環境を維持しようというのが、このレインフォレスト・アライアンスの重要な価値なのかもしれません。
レインフォレスト・アライアンスはコーヒーだけの認証なのか?
これも公式サイトをみると書いています。
農産物では、コーヒー豆以外にも、バナナ、酪農、シダ植物や生花、パーム油、お茶もレインフォレスト・アライアンスの認証の対象になります。
おそらく日本では、コーヒーメーカーなどが題材的にキャンペーンを行なっている影響もあり、レインフォレスト・アライアンス=コーヒーの資格のような印象があるのだと思います。
レインフォレスト・アライアンスに認証されているコーヒー豆は?
中南米のイメージが強いですが、実は、世界中に点在しており、アフリカ大陸、東南アジア、オセアニアにも拡大しております。
公式サイトによると
22万8000以上のコーヒー農園が、レインフォレスト・アライアンスのトレーニングと認証を通して、約77万5000ha以上の土地を健全に保護しています。(レインフォレスト・アライアンス認証農園産コーヒー)
にも広がっております。
レインフォレスト・アライアンスの意義
農業国の悩みは、安定した生産を確保することができない点や農産物の単価が安すぎるために、働いているのに貧困であることです。
そのため、安定した生産のノウハウやレインフォレスト・アライアンスのブランド力を手にすることは、収益アップに繋がり、農業国の人にとっては魅力的な認証となります。
ですので、コーヒーの生産者の生活を応援したい!という方は、レインフォレスト・アライアンスの認証マークのコーヒーを飲む他にも、活動への寄付をすることも可能です。
Save our Forests and All Life Within. Donate Now.
まとめ
レインフォレスト・アライアンスとは、環境・社会・経済の3つの項目の持続性を認証したもので、これらのコーヒーが美味しいコーヒーなのかと言えば、また違った話になります。
美味しいコーヒーを探すのであれば、スペシャルティコーヒーであることが確認できる店舗でコーヒー豆を探すのが良いことになります。
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