ブラジルコーヒーの特徴とは?ブラジルコーヒーのおすすめの生産農園とは
ブラジルは、150年以上にわたって世界最大のコーヒー生産地であり続けています。
現在、ブラジルは世界総生産量の3分の1のコーヒーを生産しています。
一時は市場で80パーセントものシェアを占めていました。
コーヒーがフランス領ギアナからブラジルに伝わったのは1727年のことで、当時のブラジルはボルトガルの植民地でした。
ブラジルのコーヒーの特徴について紹介していきたいと思います。
ブラジルとは?
国内消費量もアメリカに次いで2位、コーヒー文化がしみついた国といえますね。
リオデジャネイロにコーヒーの木が移植されてから生産量が急激に増え、1850年に世界最大のコーヒー豆生産国となりました。
その後、栽培の中心はサンパウロ、パラナへと移り、近年ではミナスジェライス州が最大の生産地になりました。
平地では大規模農園、山岳地帯では小さな農園で生産が行われています。
国内には、ブラジルスペシャルティーコーヒー協会(BSCA)が設置され、カップオブエクセレンスでは毎年生産意識の高い農園で作られた高品質の豆を評価してます。
さらにここ数年、国内でカフェブームが巻き起こっておりバリスタを目指す若者が増えてきました。
バリスタ養成スクールも出来、一杯のコーヒーにかける意識が高まってきています。
ブラジルのコーヒー農園
ブラジル・アルタ・ヴィスタ
ブラジルの優良産地カルモ・デ・ミナス。当地でのコーヒー栽培には100年を超える歴史があります。
アルタ・ヴィスタ農園は、ミナス・ジェライス州南部のクリスティーナ、標高1,026m〜1290mに位置しています。
この農園は、2001年に現在のオーナーであるホビソンさんが購入し、コーヒー農園を運営しています。
農園にはシェードツリートしてバナナの木が植えられており、このバナナは農園の副収入源にもなっています。
ブラジルのコーヒー生産地の中でも最も伝統的なミナス・ジェライス州の南部に位置する、このカルモ・デ・ミナス地区は、ブラジル最大の都市、サンパウロから 340kmほど離れた標高
1200mから1500mの高いマンチケイラ山岳地域地帯にあり、ミネラル・ウォーターの水源としても知られています。
2000年初頭ぐらいまでは、ブラジルのコーヒーというとボリュームだけで配合用、繊細な味や風味などは期待できる産地ではありませんでした。
それが変わってきたのは2000年代初頭。
ナチュラルプロセスが主流のブラジルコーヒーにおいて、新しい生産処理方法「パルプトナチュラル」でプロセスされたカルモ・デ・ミナス地区のコーヒーは、今までにない新しい高品質の
ブラジルコーヒーとして世界中を驚かせました。
嫌な雑味が無く、フルーツのような風味で大変クリーンなコーヒーでした。
カルモ・デ・ミナス地区は標高が高いので、朝と夜はたいへん涼しく、寒いと赤い実になるまでに時間がかかります。
その時間がかかる分、ゆっくりと熟成されます。その分、甘くなります。寒暖の差からくるコーヒーのもつ酸の質も良くなります。
通常のナチュラル製法ですと、果肉の発酵が起きやすいのでコーヒーに嫌な雑味がでることがありました。
パルプトナチュラルに変えて、嫌な雑味が出る発酵から逃れてとても酸が綺麗になりました。
ナチュラル製法では感じることができなかった、フルーツのような風味が感じられるようになったのです。
カルモ・デ・ミナス地区は、気候・土壌・地形・地質など全てがコーヒーの栽培に適しています。
カルモ・デ・ミナスという土地のポテンシャルを追求し、驚きを伴うすばらしい品質のコーヒーを毎年生み出しています。
この記事へのコメントはありません。