【グアテマラ】スペシャルティコーヒーの生産農園のご紹介

グアテマラは、日本でも品質の良いコーヒーの生産国として有名です。

当店でもグアテマラから仕入れているコーヒーが大人気です。当店が訪問したグアテマラのスペシャルティコーヒーを生産している農園を紹介します。

グアテマラとは?

グアテマラは、中央アメリカ北部に位置する共和制国家です。北にメキシコ、北東にベリーズ、東にホンジュラス、南東にエルサルバドルと国境を接しており、北東はカリブ海に、南は太平洋に面しています。優秀な生産国に囲まれていることからもわかる通り、コーヒーの生産に適した環境の国です。

ビターチョコを思わせる風味のペンディシオン農園

ビターチョコやカカオを思わせる風味があります。厚みのある質感。

<農園訪問:べンディシオン農園>

オーナーと水戸黄門人形のコピー

2013年小雨の降りしきる中、訪問しました。農園はとてもきれいに整理されていました。

その時に伺いました。

グアテマラのベンディシオンの農園主は1976年まで学校の教師として働いていたそうです。

その時に貯めたお給料から少しずつコーヒーチェリーを買って、それを売ったりして土地を増やしていき木を植えていきました。

現在ではその農園も15の区画に分かれるそうです。
エル・インヘルトのオーナーから土地を購入した時に、神のご加護がありますように ということでBENDICION (ベンディシオン) →神様の恵みとご加護を願う意味と名付けたそうです。

お土産に農園主のエデルフォ・イダルゴさんに水戸の黄門さんお人形をプレゼントしました。とても喜んでくれました。

今でも農園のどこかに飾ってくれているかな?…

グァテマラ

ラ・ベンディシオン農園はグアテマラ西部のウェウェテナンゴ地域のラ・リベルタッド地区にあります。

この地区はカップ・オブ・エクセレンスに複数回優勝しているエル・インヘルト農園をはじめ、カップ・オブ・エクセレンスのチャンピオンや上位入賞経験のある優良園ひしめく名産地でもあります。

オーナーのエデルフォさんが3世帯で経営している中規模の農園で、朝日のあたる山の尾根にあり、雨量は年間1,300m~1,400mあります。

完璧な日光と、雨量の組み合わせが、チョコレートのような重さと華やかさのあるリッチなコーヒーを生み出しています。

19年前の開業当初は全く知らなかった無名の生産地域が、世界中にその名を知らしめることになったのが、皆様ご存じのカップ・オブ・エクセレンスの国際品評会でした。

グァテマラ

生産者:エデルフォ・イダルゴ
農園名:ラ・ベンディシオン
地域:ウエウエテナンゴ エル・パライソ ラ・リベルタッド
品種:ブルボン、カトゥーラ
収穫時期:2月~4月中旬
生産処理方法:水洗式
標高:1,720~1,800m
コーヒー栽培面積:15ha
収穫時期:1月~3月中旬

エル・インヘルト・ウノ農園

グアテマラのコーヒーは1770年代初頭に修道士によって持ちこまれました。1871年に初めて輸出をして以来、生産量・輸出量とも大きく伸ばしていきました。

グァテマラのコーヒー産地は、大きく8つに区分されてます。

ウエウエテナンゴ、アティトラン、コバン、フライハネス、サンマルコス、アンティグア、オリエンテ、アカテナンゴ。

ベンディシオンが位置するウエウエテナンゴはグァテマラシティからは遠路でいくつもの山を越えて行くなかなか行きにくい産地です。

以前日本のテレビ番組で芸能人がこのウェウェテナンゴに行く企画をやっていました。

バスで行くには数時間かかりしかもあまりにも危険すぎるのでやめておけ!と現地の人に怒られていました。先週も警察官が数名撲殺されたと…

いやあ、この話をベンディシオン農園に行った後で聞いたから良かった!(笑)。

行く前だったらいろいろ想像してしまい、精神状態やばかったかも…。

そーいえば、ウェウェテナンゴのホテルに一泊した時、シャワーからお湯が出なくてフロントの方に言いに行ったらそのまま30分出し続けたらお湯は出るから待ってろと言われました。その待ってる間にテレビをつけたら、高倉健さんと松田優作さんが映ってました。

映画「ブラックレイン」をやっていたのです。

ウェウェテナンゴのこんな山奥で...不思議な感じがしました。

(シャワーは結局お湯が出なかった!…)

グアテマラシティからも遠く山奥にある優良産地 ウェウェテナンゴが有名になったのはカップオブエクセレンス品評会です。

そのカップオブエクセレンスで毎年上位入賞している、現在では大変有名な農園 エル・インヘルトがあります。

この「エル・インヘルト」は、2008年に、当時の史上最高価格で落札した思い出深いコーヒー農園のひとつです。

100g 4,000円という非常に高いお値段で販売しましたが、新聞などにも掲載され予約の段階で完売となったインヘルト農園。

エル・インヘルト農園が安定的に素晴らしいコーヒーを生み出せる秘密の一つは、コーヒー農園を囲む1000年前からの未開拓の森にあります。

この森が農園に特別なマイクロクライメイト(微小気候)を生み出し、山から直接泉へ流れる清らかな水を提供し、豊かな土壌を育み、栽培から生産処理において高品質のコーヒーを安定的に生み出す助けになっています。

エル・インヘルト農園は、首都グアテマラシティ内にコーヒー教室を併設したカフェをオープンしました!

グアテマラ国内において高品質コーヒーが消費できるよう国内消費の啓蒙活動にも大変熱心に組んでいます。

初代のオーナーであるヘスス・アギーレ・パナマさんが1874年に農業をこの土地で始め、現在は三代目にあたるアルトゥーロ・アギーレ・エスコバルさんが経営をしています。

標高ごとにさまざまな品種を栽培し、さらに同じ標高でも細かく区画を分けて、品質の追求をし続けています。

ウェットミルと呼ばれる、コーヒーチェリーをパーチメントの状態まで処理する施設だけでなく、ドライミルという、パーチメントコーヒーを保管し、脱穀してコーヒー生豆を輸出する施設まで自社で管理しています。

通常の農園ではウェットミルでパーチメントにしたコーヒーを近隣のドライミルに持ち込みます。

ウェットミルもすべてのコーヒー農園が持っているわけではありません。

インヘルトはドライミル以外にも、コーヒーを焙煎する設備を持っていてコーヒー焙煎豆を販売しています。

グァテマラシティの直営カフェで販売しています。

インフェルト農園のカフェはカップオブエクセレンスの審査で訪問した際にみんなでコーヒーを飲みに行きました。

農園:エル・インヘルト・ウノ/El Injerto I
農園主:アルトゥーロ・アギーレ・エスコバール/Arturo Aguirre Escobar
地域:ウェウェテナンゴ県/Huehuetenango
地区:ラ・リベルタッド/La Libertad
農園面積:760ヘクタール(内パカマラ栽培面積30ヘクタール)
品種:パカマラ/Pacamara
農園標高:1,480~1,920m
当該品種の栽培標高:1,600~1,650m
生産処理:フーリーウォッシュト/Fully Washed
乾燥方法:パティオでのプリドライ後、アフリカンベッドでの乾燥
収穫時期:2〜3月

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