ホンジュラス・エル・プエンテ農園を訪れて

片岡評価(2018年仕入れ分)

イエローピーチやミルクチョコを思わせる風味、とろりとした舌触りが特徴のコーヒーです。

コーヒーの購入は、当店の通販サイト「シングルオリジン」でできますが、在庫の関係で期間限定商品になっています。入荷のお知らせはLINEで行います。

<農場訪問:エル・プエンテ農園>

2017年3月に訪問しました。

昨年見事カップオブエクセレンス1位を受賞され、注目を浴びた農園。

果たして農園主の方はどんな方なのか、ずっと気になっていた中での訪問です。

ホンジュラスのテグシカルバの空港まで迎えに来てくれた、マリサベルさんは、その1位受賞した時のコーヒーのようなきらきらと輝く笑顔が素敵な方でした。

マリサベルさんは、ホンジュラスの4世代続くコーヒー生産者の家族として生まれ、幼少期よりお父様とともにコーヒー生産に携わってきました。

現在はグアテマラ出身のご主人、モイセスさんとともにエル・プエンテ農園でコーヒーの生産に従事しています。

エル・プエンテ農園は、カングアル村から車で2時間程のラ・パス県、チナクラに位置しています。

エル・プエンテ農園では、同農園にとって一番よい生産処理方法は水洗処理であると理解しており、水洗処理を行っています。

現在力を入れているのは、同農園での生育に向き、かつ高品質でより価値のある新たな品種の栽培です。

現在エル・プエンテ農園で栽培している品種の他に、新たに35品種を苗床で試験的に育てています。

ゲイシャ種の栽培は2006年に種を入手し、栽培を始めました。

マリサベルさんご夫妻は高品質コーヒーの生産に大変熱心で、どの品種が同農園での栽培に適しているのかを見極め、積極的に新たな品種の栽培に取り組んでいます。

El Puente農園は25のブロックに分けていて総面積125ヘクタール始めにゲイシャを植えているラマディルデ(1,480m)に行きました。

ここに行く途中、小川に掛かる橋を渡るがEl Puente=橋と言う意味でピッカーが橋のある所と言っていたのが名前の由来との事でした。

ウェットミル
寒いので発酵に時間がかかる為、機械でムシラージを除去し、少し残ったものを水に付けず12時間~14時間発酵させウォッシュトコーヒーを作っています。

ソーキングは良いものができているのでする必要がないそうです。

ドライミル普通は40度くらいで乾燥させるのだがこちらは2025度、6070時間かけゆっくりと乾燥させています。

マリサベルさんはゆっくりと乾かすのは時間がかかるが品質の良いものを作りたいのでこの方法でよいということでした。

乾燥に時間がかかるので今後乾燥機を増やす予定です。

その後苗床や実験的に作っているエリアを案内していただきました。

最低気温が4度にもなる寒い土地柄なので、苗床には適さないのですが、グリーンハウスを使い(ビニールハウスの屋根だけがあるイメージ)上手くいっているようです。

同様にグリーンハウスで40種類の異なる品種、ゲイシャの木にSL28の根をつけたものや反対にSL28の木にゲイシャの根をつけたものなども試験的に作っています。

初めてホンジュラスを訪れた際、空港まで迎えに来ていただき、そのあと、2泊お宅に宿泊させて頂き大変お世話になりました。

とにかく、農園すみずみまできれいに整備されていたのが印象的です。

初めて訪問して、非常に手厚い歓迎を受けました。最後に長くお付き合いしていく関係の始まりにしたいという素敵な言葉をいただきました。

国名:ホンジュラス共和国
地域:ラ・パス県 チナクラ
生産者:マリサベル・カバジェロ・ガルシア
農園:エル・プエンテ
標高:1,550m
農園面積:80ha
品種:カトゥアイ
生産処理:水洗式

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