スペシャルティーコーヒーが人気になり、専門で取り扱っている店舗も増加しています。
スペシャルティコーヒー=希少で美味しいコーヒーという判断には間違いがないのでしょうが、一般的に扱われているコーヒーとの違いについても明確にしておきたいところがあります。
コーヒーには、品質のピラミッドというのがあって、スペシャルティコーヒー→プレミアムコーヒー→コマーシャルコーヒーの順番に高い品質になります。スペシャルティコーヒーには、各国のトップであるカップオブエクセレンスも含まれます。
コマーシャルコーヒーとは?
最も多く消費されています。コモディティコーヒーやメインストリームコーヒーとも呼ばれています。
一般的に、コーヒーとして扱われているコーヒーで「商品先物取引」で売り買いされているコーヒーのことです。
スーパーなどに並んでいるコーヒーもこれに該当するものがほとんどです。
値段を最優先しているコーヒー豆で、味香りを判定して、価格が決められます。つまり、香りも味も劣るコーヒーということになります。
銘柄は一見、1つの 産地名を指しているようですが、中身の豆は様々な農園から集められています。
また、コーヒー豆は、生産者ごとではなく、全て混ぜられるため、頑張って品質向上に勤めている農家も他の農家と同じ評価になってしまいます。(日本の野菜などの市場でいうと共選と同じ仕組み。)
美味しいコーヒーとして(味で)取引されているわけではありません。
プレミアムコーヒーとは?
ブランド名を最優先にしたコーヒーをさします。ブルーマウンテン、キリマンジャロ、ハワイコナなどの名前を聞くとピンとくる人も多いのではないでしょうか?
巷のコーヒー屋さんは、この品質のコーヒーを使っている場合が多いです。
スペシャルティコーヒーとは?
スペシャルティコーヒーとは?でも説明しています。
品質や美味しさを最優先したもので、カッピングによるテストで一定の水準を超える品質であり、トレーサビリティが明確で、生産した生産者が特定できるコーヒー豆をさします。スペシャルティコーヒーの通販サイトで、生産者の顔がよく出ているのは、その生産者あってのそのスペシャルティコーヒーだからです。
各国の生産者がその国の今年の一番を競うカップオブエクセレンス(COE)で受賞したコーヒー豆もスペシャルティコーヒーに該当します。
スペシャルティコーヒーに関する問題点
最近のスペシャルティコーヒーのブームで、スペシャルティコーヒーのお店の数は年々増加しています。
しかし、ここで問題も発生します。
スペシャルティコーヒーマーケット市場調査要約(SCAJ)によると、スペシャルティコーヒーと定義する方法としてカッピングで判断すると答えた一次調査の対象が、32社中26社。
無条件にスペシャルティコーヒーと認定しているコーヒーもある。ブランドコーヒー、農園指定、認証コーヒー、トレーサビリティーがあるもの、高く買ったものなど。
ここで何が言いたいのかと言えば、実はスペシャルティコーヒーは第三者による認定を受けたものではなく、販売者がスペシャルティコーヒーだと言い張れば、客観的な根拠がなくてもスペシャルティコーヒーとして販売できてしまえる点にあります。
これには、ブームに便乗して販売をしてしまうなんちゃってスペシャルティコーヒー店の出現を許してしまう穴になってしまっています。
当然、ゴー!ゴー!の場合、私自身が、カップオブエクセレンスの国際審査員。扱っているコーヒー豆も、いつ、どこで、誰が、どのように収穫したものか全てわかるようになっております。安心して飲んでください!
まとめ
スペシャルティコーヒーは、品質、美味しさを最優先したものですが、第三者に認証されるものではありませんので、美味しいスペシャルティコーヒーにありつくためには、お店を選ぶことも必要になります。
ゴー!ゴー!は、生産地までコーヒー豆を買い付けにでかけて、生産の現場や豆の厳選を行っております。また、カッピングにより本当に美味しいコーヒーのみを提供しております。
また、スペシャルティコーヒーは、その豊かな味わいのバリエーションから、自分にあった味を探すことも楽しみ方の醍醐味と言えます。
飲み比べ用にはじめましてセットを販売しております。ぜひ、お試しいただき、ご自身にあったコーヒーと出会ってください。
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