コンビニコーヒーとスペシャルティーコーヒーとの違いとは?

缶コーヒーとスペシャルティーコーヒーとの比較についてお話しましたが、缶コーヒーを飲んでいる人よりもコンビニコーヒーを楽しんでいる人の方が多いかもしれませんね。

コンビニのせいで缶コーヒーが売れない? 調べてみると、意外な事実が……を見ると、年々コンビニコーヒーの市場は大きくなっています。ここ数年は伸びが鈍化しているので、コンビニコーヒーは、外でコーヒーを手軽に飲む方法として定着化していることでしょうね。

缶コーヒーも最近は、あけたら全部飲まなければならない缶コーヒーからペットボトルに入った保存が効くコーヒーの方がよく売れるそうです。

さて、そんなコンビニコーヒーとスペシャルティコーヒーの違いはどこにあるでしょうか?

コンビニコーヒーとスペシャルティコーヒーに求められるものの違い

コンビニコーヒーに求められるものは、どのコンビニでも同じコーヒーを飲むことができるということです。

もちろん、美味しくなければ、コンビニコーヒーは、コンビニの集客に役立ちませんので、ある程度の域で品質を保つ努力はしているでしょう。

しかし、「あのコンビニのコーヒーは苦味があったけれど、こっちのコンビニのコーヒーは違う風味があった!」では、問題になります。そのため、量に重点をおいたコーヒー豆でなければ使えないという実情があると思います。

それに対して、普段飲んでいるコーヒーよりも香味が良いものを飲みたい人がスペシャルティコーヒーを購入します。品質が高く香味の高いスペシャルティコーヒーは、生産量も少ないです。希少なスペシャルティーコーヒー豆では、季節限定で楽しむコーヒーというイメージです。(もちろん、常に変わらないレギュラー商品のブレンドなどもございます。)

コンビニコーヒーの抽出方法は?

コンビニ各社が違ったマシンを導入しているので、全て一緒というわけではありません。調べてみると、抽出方法も異なっていましたし、コーヒーが完成するまでにかかる時間も異なっているようです。

ローソンとファミマはエスプレッソ抽出

コーヒー豆から抽出しているわけではなくて、コーヒーの粉に高圧高温のお湯を流し込み、短時間で抽出します。

少量のエスプレッソコーヒーを作り、その後、お湯を加えることで、コーヒーを作ります。

ローソンのコーヒーマシンは、メリタ カフィーナXT6の導入を進めており、現在の40秒で抽出よりもさらに短い25秒で抽出されるそうです。コンビニコーヒーは提供までの時間も気にしなければならないので、もっと早く、そしてもっと雑味を抑えることができるマシンが好まれる印象が強いですね。

セブンイレブンはドリップ抽出

また、セブンイレブンはドリップ抽出の方式を採用しています。圧がかかるエスプレッソ抽出は、雑味も拾ってしまうこともあり、より多くの人を対象とするためには、ドリップ抽出の方が良いということです。昔は、エスプレッソ抽出を採用していたんですね。

まとめ

コンビニコーヒーとスペシャルティーコーヒーに求められるものは違っています。

コンビニコーヒーは、どの店舗で飲んでも同じ味、そして早めの提供が求められます。それに対して、スペシャルティーコーヒーは、品質の高い香味でリラックスできることが求められています。

一時は、コンビニコーヒーの登場により全国の珈琲店の需要がなくなるのではないか?と言われていましたが、そもそもニーズが同じコーヒーでも違っていましたので、衰退するどころか人気になっています。

 

 

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