ホンジュラスコーヒーの特徴とは?ホンジュラスのおすすめの生産農園とは?

 

ホンジュラスコーヒーの歴史

ホンジュラスコーヒーは今や中米において大きな生産国ですが、ホンジュラスコーヒーが伝わった経緯は分かっておりません。

最初期の記録と考えているのは、1,804年に生産したコーヒーの品質について話し合いがなされたというものです。

コーヒーが収穫できるようになるまで数年がかかるため、コーヒーが伝わったのは1,799年以前だったと推定されました。

ホンジュラスでのコーヒー生産量が飛躍的に増えたのは2001年以降で、ほんのつい最近の事です。

19世紀、コーヒー産業の成長により、中米諸国ではインフラが整備されましたがホンジュラスは遅れをとりました。

インフラ整備の遅れは品質にとって問題で、生産されたコーヒーの多くは、コモディティコーヒー市場へ行く運命となりました。

ホンジュラス産の素晴らしいコーヒーを目にするようになったのは、ごく最近になってからなのです。

国の機関であるホンジュラスコーヒー協会(IHCAFE)イカフェは1970年に設立され、品質向上に取り組んでいます。

生産地域にそれぞれ特徴があり、地方の生産者を援助するためにテイスティング用の施設が建てられました。

ホンジュラスのコーヒーは、さまざまなフレーバーが見られます。

中でも最良のコーヒーは複雑なフルーティーさと、みずみずしい酸が感じられます。

 

<農場訪問:エル・プエンテ農園>

2017年3月に訪問しました。

昨年見事カップオブエクセレンス1位を受賞され、注目を浴びた農園。果たして農園主の方はどんな方なのだろうか...

ホンジュラスのテグシカルバの空港まで迎えに来てくれた、マリサベルさんはその1位受賞した時のコーヒーのようなきらきらと輝く笑顔が素敵な方でした。

マリサベルさんは、ホンジュラスの4世代続くコーヒー生産者の家族として生まれ、幼少期よりお父様とともにコーヒー生産に携わってきました。

現在はグアテマラ出身のご主人、モイセスさんとともにエル・プエンテ農園でコーヒーの生産に従事しています。

エル・プエンテ農園は、カングアル村から車で2時間程のラ・パス県、チナクラに位置しています。

エル・プエンテ農園では、同農園にとって一番よい生産処理方法は水洗処理であると理解しており、水洗処理を行っています。

現在力を入れているのは、同農園での生育に向き、かつ高品質でより価値のある新たな品種の栽培です。

現在エル・プエンテ農園で栽培している品種の他に、新たに35品種を苗床で試験的に育てています。

ゲイシャ種の栽培は2006年に種を入手し、栽培を始めました。

マリサベルさんご夫妻は高品質コーヒーの生産に大変熱心で、どの品種が同農園での栽培に適しているのかを見極め、積極的に新たな品種の栽培に取り組んでい

ます。

El Puente農園は25のブロックに分けていて総面積125ヘクタール始めにゲイシャを植えているラマディルデ(1,480m)に行きました。

ここに行く途中、小川に掛かる橋を渡るがEl Puente=橋と言う意味でピッカーが橋のある所と言っていたのが名前の由来との事。

ウェットミル
寒いので発酵に時間がかかる為、機械でムシラージを除去し少し残ったものを水に付けず12時間~14時間発酵させウォッシュトコーヒーを作っています。

ソーキングは良いものができているのでする必要がない。

ドライミル
普通は40度くらいで乾燥させるのだがこちらは2025度、6070時間かけゆっくりと乾燥させています。

マリサベルさんはゆっくりと乾かすのは時間がかかるが品質の良いものを作りたいのでこの方法でよいと。

燥に時間がかかるので今後乾燥機を増やす予定。

その後苗床や実験的に作っているエリアを案内していただきました。最低気温が4度にもなる寒い土地柄なので、苗床には適さないのですが、グリーンハウスを使

(ビニールハウスの屋根だけがあるイメージ)上手くいっているとの事。

同様にグリーンハウスで40種類の異なる品種、ゲイシャの木にSL28の根をつけたものや反対にSL28の木にゲイシャの根をつけたものなども試験的に作ってい

ます

初めてホンジュラスを訪れた際、空港まで迎えに来ていただき、そのあと2泊お宅に宿泊させて頂き大変お世話になりました。

にかく、農園すみずみまできれいに整備されていたのが印象的です。

初めて訪問して、非常に手厚い歓迎を受けました。最後に長くお付き合いしていく関係の始まりにしたいという素敵な言葉をいただきました。

 

 

 

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